”其の六”
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昭和十三年
四月十四日晴れ
番今部落を午前六時出発し、新郷城に午後四時三十分帰営す。
四月二十一日晴れ風
四月二十一日まで新郷城にて休養す。
四月二十二日晴れ
午前八時三十分、*県城に出発。午後六時宿営す。
当城は昨日まで敵百名ほど敵が居た。城内はひどく荒らされ村民全てを略奪
されて居ました。
四月二十三日晴れ
宿営す。
四月二十四日晴れ
午前八時出発。午後六時四間房村に宿営す。
四月二十五日晴れ
午前七時出発。午後六時四間房村に宿営す。
同村前方部落には多数の敵が居りそれと交戦しつつ、**で戦斗す。
負傷者もでず、敵は死体を残して行く。
四月二十六日晴れ
午前七時三十分*陽城に前進す。同城には敵約弐千名から居り、第一線部隊
と共に交戦す。
我が方にては百名程負傷者、敵は三百名程死者を出して退却す。
四月二十七日晴れ
一日休養す。
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