古いバックからミニポーチにリメークしました。
バックは、落ち着きのあるエンジ色のクロムなめしの柔らかな革です。
妻用にと、スマフォケースにも使えるミニポーチとして作成しました。

下は、古いバックの良い所をカット分解しました。
長年丁寧に使い込み、傷もなく肌理の細かい素敵なバックでした。

バックの裏側は、布生地で袋縫いされていました。
スマフォや小物などを入れるため傷にならない様にスエード革で裏張りしてみました。

下は、ミニポーチを作成するのに必要な部品です。
ポーチのマチ部分とショルダー用の革紐を掛けるための部品を作成。
ファスナーは分解、接着剤が付いて汚れていますが見えなくなってしまうのでそのまま使います。

マチは、本体の底をアールにしましたので幅4cmのアールを付けました。
ファスナーの末端には、革を貼り付けてみました。
カットして揃った部品をクリップで仮止めしてバランスの調整です。
菱目穴に合うように微調整しながら接着剤で張り合わせていきます。
使用した接着剤は、合成ゴム系のG17とGクリヤーを使いました。

本縫いには、KINTの茶0.65mmを使用しました。
直線縫いは綺麗に揃っていますが、底のカーブの部分は不慣れなせいか良く縫えていません。
ショルダーベルト用の丸環を付けた部品は、下の方に付けてしまったのでスマフォなどを入れた場合重みでひっくり返る可能性がありました。

下は、本体にファスナーを付けましたがファスナーの両端の取り付け部分は、折り返し縫いで頑丈にしてあります。
縫いも全体的に綺麗に仕上がっていますので満足です。

下は、左からトコ面の仕上げ剤トコプロ、コバ仕上げ剤のコバプラス(クリアー光沢)、革の仕上げ剤レザーコートです。
今回、コバ仕上げ剤コバプラスを使いましたが革のコバ面の仕上げが雑でしたので綺麗に仕上げることが出来ませんでした。
特に柔らかい素材のクロムなめしでしたので硬さのあるタンニンなめしの様にはいきませんでした。

下は、ショルダー用の革紐と引っかけ金具です。
革紐は、茶に着色してあります。

下は、完成したミニポーチです。
仕上がりサイズは、分解した良さそうな部分からのリメイクで幅18cm・高さ12cm・マチ4cm。
リメイクですのでファスナー部分に汚れが残ってしまいました。
費用は今までの残り革を利用しましたので、部材の費用は500円位。
早速、妻は使っているようです。
気に入って貰えれば嬉しいのですが?
