
私のスマフォケースをウエットフォーミングで作成してみました。
レザークラフトを始めたころ妻のハンドバックをこの技法で作成した覚えがあります。
今回、2度目の挑戦です。
下は、ウエットフォーミングで型取りに利用した物です。
左から、押さえ枠に利用した人形ケースを壊した木片。
100均で購入したクランプ、板、発泡スチロールのレンガ(スマフォの型)全部で600円位。
黒に着色した1.5mm厚のタンニン鞣し革(A4サイズ1枚)1,000円位。

下は、革を30分ほど水に浸して柔らかくした後、発泡スチロールの型にクランプで固定して一晩乾燥。


スマフォの前部分の蓋となる型取りした乾燥後の革。
久々に挑戦した為と型が柔らかい為か革に撚れが出来てしまった。
型は、木型の方が硬くて良いかもしれません。


下は、裁断した上蓋と前蓋。
上蓋には、裏張りしてみました。
蓋の留め金具は、マグネットを使ってみました。

前蓋の裏側にはマグネットの留め金具が出ない様に裏張りしています。

裁断した革の部品をクリップで仮止めしてバランスをとります。
その後、上蓋をカットしクリアーGで接着。
周囲4mmの空きを取り、3mmの菱目打ちで穴あけします。
KINTの0.55mmの黒の縫い糸で縫いますが、菱目打ちが多少曲がっていて真直ぐには仕上がりませんでした。

下は、側面から見たスマフォケースですが、ウエットフォーミングで出来た革の撚れが気になりました。
コバ仕上げには、トコプロとコバプラスを使ってみましたが出来がイマイチでした。
もう少し、時間をかけて丁寧に下地の仕上げを見直す必要がありそうです。
自分で使うので、まあ、こんなもんかな?

ショルダー用にと、昔キャンプで使っていた細紐を利用してみました。
完成品を見ると菱目穴の曲がりと上蓋のカットのズレが気になりました。

スマフォケースの裏側です。
吊り金具は、100均で購入したナスカンです。
最後に、レザーコートを塗って最終仕上げです。
お疲れさまでした。
因みに、掛った費用はクランプなどを含めて2,000円位かな。
早速、散歩のお供にしています。
