2025年 9月 の投稿一覧

喜楽旅館(老松温泉)那須町 2015.12.26(アーカイブ)

栃木県那須郡那須町湯本の老松温泉の喜楽旅館を紹介します。

喜楽旅館は、国道17号線(那須街道)を北に向かい那須郵便局手前の湯川に掛かる橋の手前を右手に入った突き当りにあります。旅館の100m手前に駐車場がありますので車を置いてそこから歩いて行きます。(車では通り抜け出来ないみたいです。)

細い道を歩いて行くと左手下に旅館の屋根が見え、その奥の右手に事務所らしき建物がありそこで入浴料500円を払います。

温泉の入り口は事務所の向き合いにあり、そこからスリッパに履き替えて階段下の浴場へと向かいます。

旅館の入り口に掲げられた看板。踊り場のある木製の周り階段。
浴場手前に置かれた洗面台。
浴場への廊下、奥には客間があるみたいです。
浴場の入り口と脱衣場。

お客様が少ないせいか、今回は奥の浴槽のみ湯が張られていました。
湯口にコップが置いてあるということは、飲泉が出来る事ですね。

湯が張られていない浴槽の内部です。
浴室内は全て無垢の木材を使っていて年輪を感じます。
木枠には長年使った証が深く刻まれていました。

帰り際、ご主人に声を掛けると自家源泉を見せてくれました。
10段ほどの狭い石段を降りると右手に源泉がありました。
源泉からは地下道にホースを通して浴場まで引いているみたいです。

泉質は、アルカリ性硫黄泉。
温泉は、自家源泉掛け流し乳白色の硫黄泉で硫黄臭があります(それほど酷くない匂い)。
浴槽の湯温は41℃位で長湯するには最適です。
飲泉ができ、特に胃腸病に良いみたいです。糖尿病にも良いらしいですよ。
コップが置いてあったので飲んでみましたが硫黄泉特有の渋みを感じました。
日帰り入浴料金は、 500円(大人)300円(子供)。
営業時間は、8:00~20:00。

崩れ落ちてしまった木造の客間、かな?
旅館脇にひっそりと建っていた石仏。何となく寂しそうです。
喜楽旅館の全景。左奥には廃墟となったホテル跡がみえます。
駐車場にある記念碑かな。那須の珍湯と刻まれていますね。
でも、何が珍湯なのかな?

喜楽旅館(老松温泉)
栃木県那須郡那須町湯本181

編集後記
宿のご主人とちょっと話してみたのですが、やはりネットでも話題になっているように近いうちに廃業を考えているようですね。
崩れに任せた建物などをみても、その様子が見て取れますね。でも残念。
珍湯と言うぐらいに体にも良い評判の温泉ですからこれからも続けて頂きたいのですが。
でも、深刻なご事情があるみたいですね。
全国的にも評判の良い温泉なので、テレビなどのマスコミからも取材の依頼があるそうですよ。
那須温泉の湯本でも休業や廃業が多くなり、昔の華やかな温泉場というイメージがなくなってきていますね。
これも時代の流れ、仕方がないのでしょうね。
ここから、上の方に上がると有名な鹿の湯があります。何時行っても混んでいるのでまだ浸ったことがありません。

※ 画像・データは、2015年12月に撮影したものです。
2025年9月現在、喜楽旅館(老松温泉)は廃業されています。

取材・撮影日 2014年06月03日
2015年12月26日


上人一休の湯(日光市川俣)2014.06.03(アーカイブ)

栃木県日光市川俣の川俣湖温泉上人一休の湯を紹介します。
ここは昔、栃木県の秘境と云われた川俣地区の川俣湖の辺にあり、1990年に共同温泉浴場として開湯しました。
名前の由来は、昔、日光・男体山を開山した勝道上人が川俣に来た際、この地に湧く湯をみそぎに使ったという云われから名づけられたそうです。
上と下の写真が上人一休の湯で、井桁に組まれた光景が目を惹きます。

本館の左手には温泉施設への入り口があり、階段を登って行くと玄関があります。
下右は、ロビー。

下左は、男湯の入り口。中央は、脱衣場。右は、洗面所。
清掃が行き届き、とても清潔感の溢れる温泉施設ですよ。

下3枚は内湯の様子。とても広くて設備も充実。のんびりと浸かることが出来ました。
この日は、開館と同時に入りましたが私を含めて3人だけ。
茨城から来たそうで奥鬼怒温泉に一泊した帰りだそうです。
湯の温度は、41℃位かな?ちょっとぬるめですが長湯には良いですね。

下は、石組みされた露天風呂。ちょっと狭かったです。
でも、湯は最高。

泉質は、アルカリ性単純泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。
湯温は、49.1℃で源泉掛け流し。
効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え性など(詳細は下記を参照)
加水、消毒はなし、 レジオネラ菌対策等衛生管理上の理由により加温はしてあります。
内風呂、男女各1。露天風呂、男女各1。
料金は、大人(中学生以上)500円。小人(小学生)250円。
営業時間は、午前10時から午後9時。
無休ですが臨時休業があります。(要確認)

風呂上りには、ロビーで一服。
ベランダに出て、爽やかな五月の風に吹かれ、眼下には眩しい程の素晴らしい光景が広がっていました。
また、ここからちょっと行くと雄大な自然に囲まれた川俣湖。
そして、その先にある昔、秘境の地と云われた女夫淵・奥鬼怒温泉郷に行くことが出来ます。

下は、上人一休の湯のパンプレット。

※ 画像・データは、2014年06月に撮影したものです。
2025年8月現在の写真やデータは変わっている可能性がありますので訪れる時には最新のデータを確認してください。

取材・撮影日 2014年06月03日

上人一休の湯
栃木県日光市川俣740
TEL 0288-96-0008