2025年 8月 の投稿一覧

典座教訓 道元禅師(アーカイブ)

読売新聞日曜版の名言巡礼に道元禅師を紹介する記事が載っていました。
道元は、曹洞宗の開祖で京都比叡山で修行したのち中国の宋に渡って修行を積まれ、越前の永平寺に座禅修行道場を開きました。
記事には日常の食事を作ることも食べることも大切な修行という典座教訓の教えが書かれていました。
この記事を読んで若い頃に座禅に興味を持ち一時期凝った覚えがあります。
この頃は悩み多き時代で、仕事などに対しての悩みを何とか解決する術はないものかという想いからでした。
友人に相談したら座禅などやったら面白いのではないかとのこと。
友人もこの頃仏教(新宗教ではありません)に凝っていた時期でもあり、2人で座禅会に参加してみました。
会場は、栃木県鹿沼市上久我にある曹洞宗のお寺常真寺でした。
住職(皆川廣義、駒澤大学名誉教授)(第38回前日光緑陰禅の集い平成8年7月20日)
一泊二日の参禅会では、午後1時から皆川先生の講話から始まり、入浴、夕食、座禅があり午後10時には開枕(就寝)。
二日目は、午前4時20分に起床し、座禅、作務、朝食、講話、座禅、昼食、そして解散となりました。
下は、その時の資料です。
曹洞禅ネット オフィシャルサイト

参禅会の日程表

下は、食事のときに唱える食事の偈
五観の偈は食前に唱え、普回向は食後に唱える。

座禅会に参加して、寺を去る時のあの気分の清々しさは今になっても忘れることが出来ません。
それからと言うもの、座禅に関する本を読み漁った覚えがあります。
また、機会があったら参禅したいと思っています。

大森曹玄著の参禅入門、NHKこころをよむ正法眼蔵(禅の道筋)などが参考になりました。
今でも、私の座右の銘にしている言葉があります。
随処に主となれば、立処みな真なり(臨済録より)
※「随処に主となれば、立処皆真なり」とは、『臨済録』に由来する禅語で、「常に主体性を持って行動すれば、その場所すべてが真実になる」という意味です。いつ、どこにいても「主人公」としての意識を忘れず、自分の置かれた場所で懸命に努力すれば、真実の生き甲斐や真理がその場所に現れるという教えです。

下は、栃木県大田原市黒羽町の大雄寺の萱葺きの廻廊の座禅堂の写真です。

大雄寺 オフィシャルサイト
〒324-0233 栃木県大田原市黒羽田町450番地
TEL 0287-54-0332

※ 記事撮影 2017年12月05

瀧海山常珍寺(芳賀町)第十六番札所

栃木県芳賀郡芳賀町水沼にある下野三十三観音第十六番札所瀧海山常珍寺です。
常珍寺は天台宗のお寺で宇都宮市街から国道123号を東方に12km程の所にあります。
ここは丘陵で境内からは下界に広がる田園風景を見ることが出来ます。

長い石段を登ると山門の奥に古い本堂が見えてきます。
山門の左手には手水舎がありますが水は張ってありませんでした。

本堂の拝殿には瀧海山の額が掛かり、その周りには見事な彫刻を見ることが出来ます。

旧参道から薄暗い石段を登ると茅葺屋根の仁王門があり両側には阿吽の仁王像が目を剥いております。

仁王門の奥には茅葺屋根の観音堂がありここで参拝。
この中に常珍寺の本尊聖観音が祀られているのだろう。

天安2年(858年)比叡山延暦寺第三世座主慈覚大使円仁の開基である。
境内に滝があったことから瀧海山と呼ばれた。
延宝年間(1673年)に山崩れのため諸堂宇、滝ともに埋没したが、天和3年(1683年)当山二十二世賢榮法師がこれをなげいて、現在地を選んで堂宇を再建して教化怠らず、元禄年中、第二十四世慶海僧正中興の祖として、観音堂、仁王門、大門、鐘楼などを建立し、仁王像、諸仏像を鋳造した。
秘仏「聖観世音」は、寺伝によると八幡太郎義家が、寛治元年、後三年の役に際して「諸仏」を当山に奉安し、戦勝祈願した。
(芳賀町サイトより)

上右は、堂宇の隅に捨て置かれた人力車。
誰が使ったものだろうか。
下右は、境内内の鐘楼。

下左は、自然石に彫られた松尾芭蕉の句碑。
“觀音の甍見やりつ花くもり”
文化2年(1805)10月
旭山 慈澄建立

私のサイト“奥の細道in栃木“の中に有る常珍寺の句碑

山門の入口には枝垂れ桜が咲き。
本堂拝殿脇には春を告げる紅梅の蕾がほころび始めていました。

野辺にはお地蔵様に花が添えられ、石仏が静寂の中に佇んでいました。

下左は、庫裡から続く観音堂への石畳。
下右は、境内から見た眼下に広がる田園風景。

下左は、常珍寺の由来。
下右は、常珍寺で頂いた御朱印。

常珍寺
栃木県芳賀郡芳賀町西水沼1236
TEL 028-678-0411

※ 取材撮影 2017年03月28日

大慈山 長命寺(芳賀町)第十五番札所

栃木県芳賀郡芳賀町にある下野三十三観音第十五番札所大慈山 長命寺の紹介です。
長命寺は芳賀町の北部で芳賀北小学校の西方にある由緒あるお寺です。
境内は鬱蒼とした森の中にあり、山桜業林は町の指定天然記念物に指定されています。

山門を潜ると右手に手水舎があり左手には六地蔵が出迎えてくれます。
手入れの行き届いた庭を両側に見て進むと正面に本堂があります。

長命寺の宗派は天台宗で御本尊は阿弥陀如来です。
寺は天安元年(857年)3月に建てられましたが度々の火災などにより幾度か興廃しました。
昭和四十六年には第二十六世貞教大僧正により現在地に再建されたそうです。
また、本堂上の菊花御紋章は京都青蓮院門跡より孝明天皇常用輿の門を下賜されたそうです。

境内の山門手前から長い階段を登りきると観音堂があります。
観音堂は、治承元年(1177年)行基菩薩作、聖観世音菩薩を安置したものであったが火災にて失いました。
現尊像、御堂は鎌倉時代中期から後期の作といわれています。(下写真)

観音堂の拝殿の桁には目を見張るような見事な彫刻が施されています。(下写真)

下左は、見事な彫刻が施された拝殿。

上右と下左は、境入り口付近にある石仏。
下右は、長命寺で頂いた御朱印です。

大慈山 長命寺で頂いた御朱印です。

大慈山 長命寺
栃木県芳賀郡芳賀町下高根沢2970
TEL 028-677-0539

※ 取材撮影 2017年12月20日