maywind_624 (2018年2月)

暑さ寒さも彼岸まで。
寒気も緩み始め、もうすぐ春の彼岸がやってくる。
来る彼岸に向けて全国でも有名な栃木県内の霊場を紹介します。
ここは、栃木県栃木市にある日本三大霊場・日本三大地蔵の一つである岩船山です。
切り立った岩山の上に天台宗のお寺高勝寺があります。
広い山内には三重の塔があり、至る所に石仏やお地蔵様が祀られています。
栃木県内では、水子供養の霊場としても有名です。

岩船山山内を撮影した日は、どんよりとした今にも雨の降りそうな日でした。
何時ものように、カメラを三脚に据え参道脇に立ち並ぶ石仏群を撮影しながら奥へと向かっていました。
途中、これはと思う表情の石仏にはアングルを変えながらファインダーを覗いて撮影していました。
上の仏像の表情や周りの雰囲気が良かったので、時間を掛けて撮っていました。
ファインダーを覗き込んでいたその時、私の背後に何故か子供の声が聞こえたような気がしました。
気のせいかと思い背後を振り返っても誰もいない。
ファインダーを覗く顔の額にはじっとりと汗が滲み、背筋には冷たい物が流れ、目も霞む。
私は、奥に行くのも諦め恐ろしくなってこの場を早々に引き上げた記憶がある。
やはり、霊山だけあって山全体を多くの霊がさ迷っているのだろうか。

岩舟山高勝寺の参道で詠んだ一句です。
霊山の 石段下る 春の蝶

カメラ ゼンザブロニカETRsi
レンズ ゼンザノンPE 75mm F:2.8
フィルム フジフィルムネオパン400