南摩ダム

南摩ダム 天端開放にて(栃木県鹿沼市)

栃木県鹿沼市の南摩ダムの天端通路開放に行ってきました。
午前9時に一般開放され、ダムマニアにとっては待ちに待った一日ではないでしょうか。
県内外から沢山のダム愛好家が訪れていたようです。
栃木県でも湯西川ダムに次ぐ最新のダム建設です。
天候も良く絶好の撮影日和、ダム躯体の天端からの展望は最高でした。

上は、ダム本体上流側にある洪水吐きの様子です。
南摩ダム管理事務所と県道付け替え道路が見えます。

下は、ダム本体下流側にある洪水吐きの様子です。
ダム直下には、排水設備や発電設備などの管理棟が見えます。

※ 南摩ダム(栃木県鹿沼市、思川開発)の洪水吐きは、大雨時にダムへ流入する水を安全に下流へ流す、高低差約80m、全長約400mの広大なコンクリート構造物です。
常用および非常用洪水吐きを備え、2025年頃から試験湛水でその放流機能が確認されています。
思川たより第82号(工事状況) 

下は、南摩ダム天端より見た南摩ダム揚水機場で排水設備や発電設備などの管理棟です。
奥には、南摩川に広がる室瀬地区も望めます。
電源設備工事 株式会社丸電HP

下は、南摩ダム天端より見たダム上流です。
紺碧の南摩ダム湖「かぬま梶又湖」に聳え立つ取水塔と管理事務所です。
取水塔はダムに貯めた水を取り入れて(取水して)下流河川へ放流するための施設です。
思川たより第85号(取水塔工事)

※ 南摩ダムの構造は、コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)です。
岩石を積み上げた堤体の上流面をコンクリートで覆う構造が特徴で、この型式としては日本最大規模(堤高86.5m、堤頂長359m)となります。
型式: CFRD(Concrete Face Rockfill Dam)
遮水方式: 堤体(ロック)の上流側の表面にコンクリートパネル(フェイススラブ)を打設して水を止める
材料: 岩石で構成される
主な目的: 洪水調節、利根川水系の河川の利水 
この構造は、材料の多くを現地調達できるためコスト面で優れており、かつ堅牢なため、近年見直されている形式です。
(思川発電所資料より抜粋)

上は、南摩ダム天端中央付近から見た左手の様子です。
ダム湖を周回するように山際に工事用道路が走っています。
今回は、立ち入りは禁止されていました。

上は、天端通路中央付近より見た付け替え道路寄りです。
左手に、洪水吐きの入り口、右手に出口が見えます。
山際の左手に駐車場がありますが普段は解放されていません。
下は、天端通路中央付近より山際寄りです。

下は、付け替え道路寄りの駐車場からの様子です。
下には、点検用のトンネルの入り口でしょうか?

下は、洪水吐き入り口付近から見た南摩ダムの提体上流付近です。
現在、試験湛水中ですが満水になるには時間が掛かりそうです。
(提体取付の左奥に見える満水時の二つのマーカーが見えます。)
南摩ダムの導水工事が行われていますが工事が完了すれば湛水も早まるとの事です。

※ 南摩ダムの導水工事は、黒川と大芦川から水を導く約13kmのトンネル施設建設が2027年度の運用開始に向けて大詰めを迎えています。黒川導水路(約3km)と大芦川取水施設が整備され、洪水調節や水資源開発(最大2.984m³/sの供給)を目的とし、効率的な水融通を担います。
目的: 南摩ダムへ近隣河川(黒川、大芦川)の水を導入し、洪水調節、流水の正常な機能維持、水道用水供給を行う
施設内容: 黒川から約3kmの導水トンネル
特徴: 異なる河川を導水路で結ぶため、川の流量が少ない時に南摩ダムから水を補給する逆流機能も持つ
状況: 2026年度末の工事完了、2027年度からの管理開始予定
この工事は独立行政法人水資源機構によって進められており、ダム本体の工事と連動し、試験湛水が開始されています。

下は、南摩ダム直下にある室瀬地区より見たダムの下流側です。
右手にあるのが洪水吐き水路、右手下が南摩ダム揚水機場で排水設備や発電設備などの管理棟です。
南摩川の緩い流れが見えます。

この日は、南摩ダム天端通路開放と合わせて「ウオーキング&ダム登山」が行われました。
上南摩町のスノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパを発着点に、応募数を超える150人が5.5キロのルートを歩いたそうです。
南摩ダムの直下にある揚水機場で排水設備や発電設備などの管理棟も見学出来、ダム周辺を周遊したそうです。
下は、スノーピーク鹿沼で開催されたイベントの様子です。

下は、スノーピーク鹿沼のキャンプ場です。
施設内に天然温泉もありますし、これから賑わいそうです。

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ(Snow Peak KANUMA Campfield & Spa)

南摩ダム上流の動画です。

南摩ダム下流の動画です。

下は、思川発電事業に関する資料です。
思川開発事業監理協議会資料
(令和5年5月23日 独立行政法人 水資源機構)


私のサイトとブログです。
メインサイト 五月の風
メインブログ Maywindのつぶやき
サブブログ 南摩ダムにて2025
サブブログ 霊場巡礼in栃木
サブブログ 日帰り温泉in栃木(再編)
サブブログ 趣味の小部屋
サブブログ ブログアーカイブ
サブブログ 雑木林/エッセイ
サブブログ 風のつぶやき

在りし日の上南摩(銀塩モノクロ)

2004年より上南摩の四季を写真と共に綴った「手記南摩」の再再編も漸く完結しました。
上南摩との出会いは、友人との釣り談義から始まった。
私は、渓流釣りで栃木県内の渓を釣りまくっていた頃、鹿沼市上南摩地区にある細い渓流「南摩川」の存在を知った。

その後、興味本位で上南摩地区を訪れてみた。
室瀬地区から南摩川に掛かる橋を渡り山の迫った道を過ぎると思いもかけない光景が広がっていた。
周囲の山々は切り開かれ岩が剥きだされた無残に荒れ果てた光景が今でも思い出される。
今、思えば約20年ほど毎月の様に通った上南摩の地での懐かしい思い出が走馬灯の様に過ってゆく。

2004年頃から上南摩地区に通い、撮り貯めた35mmとブロニーサイズのネガフィルムが150本ほど大切に保存されている。
その中から、想い出深いネガフィルムをデジタル現像して「在りし日の上南摩(銀塩モノクロ)」として順次紹介してみようと思います。

デジタル現像に至ってはフィルムスキャナーが故障して使えなくなってしまったのでNikonD3200を利用しネガフィルムを撮影画質RAWで撮影してネガをポジ化させて画像処理してみた。
私のメインブログ「Maywindのつぶやき」で紹介してありますので参考にしてみてください。
フィルムスキャナーからニコンD3200へ

メインサイト 五月の風
メインブログ Maywindのつぶやき
サブブログ 風のつぶやき!(南摩ダム・上南摩)



晩秋 南摩ダムにて 2025.11

晩秋の上南摩地区に建設中の南摩ダムに行ってきました。
例年ならば11月には周辺の山々も色付き始めるが今年は夏の暑さが長引いた為か遅いような気がする。
そんな上南摩の集落では、たわわに実った真っ赤な柿が目に付く。
南摩ダムの完成もまじかとなったダムサイトでは、2024年11月8日に始まった試験湛水でダム湖の水位はかなり上がってきているようだ。

下は、管理棟から取水塔に伸びる橋を三ツ石橋から撮ったものだが、周辺の山は幾らか色付き始めたようだ。
これから、日に日に寒さも増し南摩の山も錦秋に包まれるであろう。
管理棟の脇には、南摩ダムが見渡せる展望台が設置されています。
しかし、全国的に問題視されている熊の出没、例にもれずここ南摩でも注意情報が出されています。
前回は、展望台に入ることが出来ましたが今回展望台の入り口は閉ざされていました。
南摩ダム管理展望台
土・日・祝日限定解放 9時から17時まで(熊出没のため)

ダムサイトを後にして、南摩ダム直下の室瀬地区まで降りてみました。
やはり、工事中の為か入口にはゲートがありガードマンによって封鎖されていました。

ここから見る限りでは、ダム提体からの洪水吐は完成しているようです。
現在は、南摩ダム直下に設けられる揚水機場が建設中です。

下は、ダム下流の南摩川からみた南摩ダムです。

思川開発建設所 オフィシャルサイト
〒322-0305
栃木県鹿沼市口粟野839-2
TEL: 0289-85-1110
FAX: 0289-85-1242
思川開発建設所(水資源機構(みずしげんきこう))ツイッター
Tweets by jwa_omoigawa

私のツイッターです。
https://x.com/gogatukaze

盛夏 南摩ダムにて 2025.08

栃木県鹿沼市南摩地区で建設中の南摩ダムを数カ月ぶりに訪れてみました。
南摩ダムは、コンクリート表面遮水型ロックフィルダム(CFRD)型式のダムです。
ダムの規模は、堤高86.5メートル、堤頂長359メートル、総貯水容量5100万立方メートルです。
ダム本体はほぼ完成し、現在、試験湛水が行われています。
思川開発事業 資料
思川開発建設所オフィシャルサイト
渡良瀬川ダム総合管理所
南摩(なんま)ダムができるまで YouTube

杓子沢トンネルを抜けると左側にダム管理棟があります。
現在、その脇に駐車場と展望台があります。
下は、展望台から見た南摩ダム洪水吐の様子。

上と下の写真は、南摩ダム上流側に設置された取水塔です。
取水塔は、ダムに貯めた水を取り入れて下流河川へ放流するための施設です。
選択取水とは、下流の環境や目的に応じた水温や濁度の水を選択して取水することです。
思川だより

下は、展望台に設置された南摩ダムの案内システム。
右側は、杓子沢トンネルと三ツ石橋。

室瀬地区から見た南摩ダム。
ダム直下の室瀬地区からはダム提体からの洪水吐を見ることが出来ます。
下の建物は、南摩ダム揚水機場です。
※ 揚水機場は南摩ダム下流に位置し、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ面積 1,388 ㎡と南摩ダム管理棟に並ぶ大規模建物です。
思川開発事業は、南摩ダムと大芦川・黒川を導水路で結ぶことで水融通を行い、洪水調節や水道用水の供給を目的とした事業です。
揚水機場は、南摩ダムから流下した水をポンプの力で大芦川・黒川へと押し戻す(送水)機能をう建物です。

ダムの洪水吐から流れ出た水は、揚水機場から南摩川に排出されます。

2023年5月に下流側から撮影した洪水吐の工事の様子です。

南摩ダム2023年9月アーカイブ